利点の多いリースバックのデメリットについて

売却した不動産に住み続けられる仕組みをリースバックといいますが、この手法の大きなメリットは短期間で資金調達出来ることにあります。まとまった資金を調達する方法に不動産売却がありますが、通常の手続きを踏むと数ヶ月を要することも少なくありません。物件によっては何年も買い手が見つからないということもあります。ですが、リースバックならサービス提供事業者が買い手となるためすぐに現金化することが可能です。

また、一般的な住宅の売却の場合、家が売り出されると広告などに掲載されるため周囲に売却の意向が知られることになってしまいます。ですが、リースバックなら売却したことも知られませんし、生活環境も変わらないためリスクの少ない資金調達方法だと言えるでしょう。メリットの多いリースバックですが、デメリットが無いわけではありません。例えば、売却価格は相場よりも低めになることが多いといわれていますし、賃貸契約後の家賃も周囲の相場よりも高くなる傾向があるといいます。

また、賃貸契約期限は無期限ではないため、希望よりも短い期間で転居しなければならない人も少なくありません。さらに、ローン残高を不動産価格が下回った場合は利用できない精度になっており、物件の所有権がなくなってしまうため許可を取らなければ改修工事などが出来ません。メリットも有るリースバックですが、デメリットも無くはないので、プロのアドバイスを受けるなどして利用するかどうかを決めると安心です。

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